「最近部下からパワハラ受けてるんだけど…」
そんな話を聞きました。私も10年ほど勤めていた会社を退職したのですが、部下からのパワハラは正直…あります。
幸いなことに私はそう言った逆パワハラには遭遇していないのですが、私のいた部の隣の部でそう言った問題がありました。
今回はそんな部下からのパワハラ、いわゆる逆パワハラについて考えてみたいと思います。
そもそもパワハラって!?
パワハラですがパワーハラスメントの略です。例えば、
- 「たくさん同僚がいる前で、上司に大声で怒られた」
- 「毎朝きちんと聞こえるように挨拶しているのに無視される」
- 「自分一人だけじゃ処理できないほどのたくさんの仕事を強制的にやらされる」
- 「明らかに周りよりも多くの実績を上げているのに全く評価されない」
など他にもまだまだたくさんあるのですが、要は上司からの「嫌がらせ」や「いじめ」などがパワハラに値すると思います。
会社勤めをされている方は、一度は聞いたことのあるパワハラですが実際のところどれくらいの割合で起こっているのでしょうか?
出典:http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201304/1.html
これを見て感じたことなのですが、上位を占めている割合として管理職の人間がどうやら上司からパワハラを受けたと訴えているようです。
個人的にこれは意外でした。
私が以前勤めていた会社では、比較的管理職の人間がその部下(平社員)に対してパワハラしていたからです。
なのでこのグラフを見て、もしかしたら管理職の人間は中間管理職の人間よりも上の人間からパワハラを受けていたのかもしれません。
確かにその部の業績が悪かったりすると管理職の人間は経営部門から色々言われるというのは聞いたことがあります。
そのことが顕著に表れているのかもしれません。
では、そのパワハラは今回は少し置いといて逆パワハラですが一体どんな部下からの仕打ちを受けているのでしょうか!?
部下からのパワハラとは?(逆パワハラ)
部下が上司の言うことを聞かない
「それは私の仕事ではありません」
「なんでこんなことができないのですか!?」
「これで今までやってきて問題なかったのに何故今更そんなこと言うのですか!?」
などその他にも例えば、
- 飲食店などで店長のことを良く思っていない社員達が降格させようと周囲近辺に悪い噂を流したりビラを撒いたりしたりし評判を下げる行為を行った。
- TwitterやfacebookなどのSNSを利用して不特定多数の人間に嫌がらせとも感じることのできる文面を公開した。
- 脅迫とも感じるような暴言を吐き上司を威嚇した。
など、上司に対して嫌がらせをしたりということが実際にあるようです。これ、嫌がらせというか犯罪まがいの様な気がするのは私だけでしょうか。
そもそもそんなに腹が立ったり嫌な思いをするのならその職場をやめればいいだけの話だと思いますし、そもそも何故、その職場で働くことになったのかを考えてもらいたいですね。
だいたいはお金欲しさだと思いますが、相手の上司も今までにある程度経験は積んできているはずです。
職務上命令を聞くということはその会社に勤めてる以上は聞かなければなりません。
もちろん明らかに上司からのパワハラが酷い場合はこの限りではありませんが。
でも、あまりにもこの上司へのパワハラ(逆パワハラ)が酷いと服務規律違反になり処分の対象になる可能性もあります。
これを承知の上、上司に対して暴言を吐いている人もいるかもしれませんが、酷い場合は訴えられることもあります。
確かに最近の会社の上司というのはリーダーシップが取れない人が多いのも現状としてあります。
しかし、その上司は少なからず先に入社している先輩です。何かと色んなことを言いやすい上司だとしてもそこは理解しておかなければなりません。
逆パワハラへの対処法とは!?
これに関しては事例によりそれぞれ対処法があると思うのですが、私がサラリーマンをしていた時に思ったことをもとに話すと、
- 上司は部下よりも能力が長けている必要がある(努力の必要性)
- 部下の仕事に対する気持ちを理解することが大切
- 部下の失敗は自分の失敗!尻拭いをしっかりやる
- 職場の空気を読んで、自分の存在を客観視して立ち位置を確認する
- 部下から逆パワハラをされた際に何故そんなことをしたのかをしっかりと話し合う
- あえてその相手と食事に行ったりしコミュニケーションをとる
など、要は部下の気持ちを理解し、上司としての仕事への姿勢を明確に示すことが一番大切だと思います。
もちろん上司だって同じ人間ですよね。
完璧な人間はいないと思いますが、少なからず毎日仕事の時だけでも部下のことを気にかけてあげたりコミュニケーションをとることによりほとんどの場合逆パワハラは起きないと思います。
本当に気に入らない部下の場合は、さらに上の役職者に相談すればいいです。
もちろん、上司の立場である以上職務上はしっかり仕事をしている姿勢を示さなければいけませんし、粗い仕事はしてはいけません。
ただ、逆パワハラは普通のパワハラのようにひどくなる傾向がありますので、それを未然に防ぐためにも普段からの部下とのコミュニケーション作りは大切なんですね。
まとめ
私もサラリーマンをしていた時には年上年下限らず10人以上の部下がいましたがとても良い職場環境でした。
もちろん同僚の話や相談も度々聞くことがあったのですが、
「あいつはダメなんすよ〜」
「なんであの人の方が給料が多いのか理解できない!」
なんてことを言っている同僚もいました。
しかし、なぜそう思うのか!?どうすれば納得いくのかを徹底的に話し合うことで理解を得ることもできました。
要は、人間なのですから話し合うということが最も大切です。
逆パワハラをされている人もしている人も、もう一度当人同士で話し合うことで解決する場合は多くあります。
良い職場にしたいと本気で考えるのであれば、お互いが歩み寄らなければいけない時もありますよね。
コメント