「結婚式の友人代表のスピーチを頼まれてしまった!!」

普段、人前で話す機会のある人からすれば、結婚式での友人代表スピーチはそれほど緊張するものではないかもしれません。しかし、そうでない人にとっては一大事です!

断るわけにもいかないし…、とは言ってもキチンと任務を完了できるか心配…。そこでこの記事では、友人代表スピーチをスムーズに行う事ができるように、

この記事で分かる事
  1. 結婚式の友人代表スピーチでの基本的なマナー
  2. 結婚式の友人代表スピーチでの3つのコツ

について紹介したいと思います。この記事を最後まで読み終わる頃には、自信を持って友人代表スピーチに挑めるようになるかと思います。

結婚式の友人代表スピーチでの基本的なマナー

開演から友人代表スピーチまでに心がける事

まず始めに、結婚式の友人代表スピーチにおける基本的なマナーについてです。

友人の代表スピーチは、順番的に披露パーティーの後半が多いと思います。この後半は、食事、アルコール等が振る舞われ、新郎新婦の雰囲気も和やかになる頃です。

披露宴会場の雰囲気も開宴のころとは違い、かなりリラックスしてる状態です。ただ、ここで注意したいのが、スピーチが終わるまでは、アルコールは控えるということ!人によっては、

少し酔っていた方が緊張しなくて良いよ〜!

という人もいますが、披露宴と言えども大切な儀式の最中です。せっかく用意していた言葉もキチンと伝える事が出来なければ、自分自身が恥をかくどころか、新郎新婦の面目にも関わってきます。

友人の代表としてスピーチを頼まれたわけですので、キチンと任務を完了するまでは気を抜けません。また、乾杯の際にアルコールが出るかと思いますが、そこでも極力我慢して口をつけるだけにしておきましょう。

スピーチまでの間、友人や親族等にアルコールを勧められることもあるかもしれませんが、「これからスピーチがありますので。」と丁重にお断りしましょう。

友人代表スピーチのアナウンス後について

登場方法は会場関係者から指示があると思います。

もし無ければ、アナウンスされたら一礼し、マイクへ向かいます。

そして、マイクの一歩手前で新郎新婦と軽く目を合わせ一礼し、ゆっくり前進し、一呼吸おきます。次に、新郎新婦へ祝福の言葉を贈ります。先に自己紹介をするのも良いですね。

はなむけと結びの言葉で締めるようにし、話しが終わると新郎新婦へ軽く会釈し、正面に一礼します。

友人代表スピーチの流れ
  1. アナウンス後一礼し、マイクへ向かう
  2. マイクの一歩手前で新郎新婦と軽く目を合わせ一礼
  3. マイク前までゆっくり前進し、一呼吸
  4. ☆新郎新婦へ祝福の言葉(自己紹介をしてもok)
  5. はなむけと結びの言葉で締める
  6. スピーチ後、新郎新婦へ軽く会釈し、正面に一礼
  7. 自分の席の戻ります

友人代表スピーチは基本的には、楽しく、場が和むようなお話しが出来れば問題ありません。では、そんな友人代表スピーチなのですが、これから紹介する3つのコツを覚えておくと相手に与える印象もぐっと良くなるはずです。

結婚式で友人代表スピーチの3つのコツ

結婚式の友人代表スピーチでよく見かける気になる人として、

  • 声が出ていない人
  • 目線がおかしい人
  • 話し方がおかしい人

がいるように思います。結婚披露宴はお酒の場でもあるので、ほろ酔い気分の人も多いですが、中にはアルコールを飲まず、正気な人も3割程度はいます。

その方達の中には真剣に友人代表スピーチを聞いている人もいますので、その聞いている人が不快にならないように気をつけることも大切です。

つまり、友人代表スピーチでの話し方は結構大切なわけです。スピーチでのコツとしては、

友人代表スピーチでの3つのコツ
  1. 発音と目線
  2. 問いかける様な文面は用意しない方が吉
  3. 避けた方が良い言葉を知っておく

以上の3つです。では、順に紹介したいと思います。

①発音と目線

緊張する場ですが、キチンと発音する事が大切です。声を張り上げなくとも、ハッキリと発音する事で緊張も徐々にほぐれます。

逆にモゴモゴしてしまっていると、何を話しているのかも分からず、相手への印象は良くありません。スピーチまでに一生懸命考えた言葉です、自信を持ってハッキリと発音しましょう。

あとは、目線です。

  • ここまで話す時は新郎新婦
  • ここから会場中心
  • メモを確認したら新婦だけを見て、次に親族側

といった様に目線を配る箇所を予め決めておくだけでも、かなり話し上手に感じますのでオススメです。

これがで出来る様になる為には、自分の考えた文面をよく理解し、何度もスピーチの場をイメージして練習して覚える必要があります。

②問いかける様な文面は用意しない方が吉

そして次に、エピソードの内容で気をつけたい事として、新郎新婦に問いかける様な文面はあまり用意しない方が良いという事です。

新朗新婦は式場で皆様に祝福されています。

  • お酒を継がれたり
  • 挨拶があったり

と大忙しです。そのため、新郎新婦に問いかけても反応が無かったりすることも十分にあり得ますので、いっその事問いかける内容は用意しない方が、スムーズにスピーチを終える事が出来ることもあります。

また、無理に盛り上げようとしない事。過去に何度か結婚式に参加されているならご存知だとは思いますが、宴会場で面白いと大うけしても、結構一部的な事が多いです。

新郎新婦の面白エピソードも良いのですが、当たり障りのない文章を選ぶのもここでは大事だと思いますよ。

③避けた方が良い言葉を知っておく

司会者では無いので、正しい日本語にこだわる必要は無いですが、ふさわしくない言葉もありますので注意しましょう。基本、お祝いの席での常識として、縁起が悪いといわれる、忌み言葉、重ね言葉は使いません。

結婚式にふさわしくない言葉
  • 別れる・切れる・終わる
  • 離れる・出る・戻る
  • 割れる・破れる・壊れる
  • 滅びる・去る・帰る
  • 飽きる・捨てる・負ける
  • 苦しい・病む・死ぬ
  • 流れる・逃げる・消える
  • 冷える・倒れる・痛い
  • かさねがさね・くれぐれも
  • ふたたび・ほどける

など、実際にはもっと沢山あります。

しかし、ふと台本になくてもアドリブで出てしまったとしても、まじめに、誠実に、スピーチしていれば問題はありませんが、できるだけ避けた方が良い言葉ではあります。また、絶対に避けないとダメな言葉もあります。

結婚式では絶対に避けないとダメな言葉
  • 別れる
  • 切れる
  • 死ぬ
  • 壊れる
  • 破れる
  • 割れる
  • 病気

等です。ケーキ入刀。の様にケーキを切ります!とは言わないですよね。

日本語には沢山良い回せる言葉もあるので「あれ!?この言葉って使ってもいいのかな?」と思った場合は調べる様にしましょう。

まとめ

日本の結婚式と言うのは形式ばった事柄が沢山あります。しかし、2人の門出を祝福する行事なので無事成功させてあげたいですよね。

あなたが既に結婚式をされているなら、沢山の計画や苦労があった事を覚えていると思います。未だの人でも自分の時の参考にもなりますので、今回を機に勉強されると良いかもしれません。

  • 緊張しすてぎて声が震えてしまう人
  • 文章を頭にいれていても真っ白になる人

色々な人がいますが、司会進行も上手に進めてくれますので、それが原因で駄目になるような事は基本ありませんので、どうか落ち着いて、練習の成果を発揮しましょう!

最後に、新郎新婦の”ひと”と”なり”は友人を見れば分かる、とも言われていますので、新郎新婦が今までにどんな付き合いをしてきたのかを再確認することも出来るので、結婚式の場は面白いです。

その中の友人代表スピーチですから、自信を持ってしっかり練習して挑みましょう!